これまで慢性期病院・施設で、認知症や寝たきりの方の摂食嚥下などの口腔機能回復、内視鏡を嚥下内視鏡を使った治療などを行ってきたため、患者さまの状態に応じて臨機応変に対応することが可能です。
なかでも口腔機能の低下予防(オーラルフレイル)、口腔ケアは最も得意とするところです。
口腔機能の低下は、食べるという楽しみばかりではなく、生活の質の低下や生きるための意欲にも影響を与えます。
また70歳以上の肺炎の約80%は「誤嚥性肺炎」とのデータも出ています。
再発がしやすい誤嚥性肺炎を予防するためには、口腔ケアや入れ歯のお手入れ、嚥下方法を含め日々のお食事の仕方の対策が必要です。
私達も患者さまと一緒に年を重ねていきます。
長いお付き合いのなか、地域の皆さまのお口の機能を守るサポーターでありたいと思います。
食べ物が上手く飲み込めない方、過去に誤嚥性肺炎を起こしたことのある方に対し「飲み込みの状態」を確認するため、嚥下内視鏡を使用した検査を行っております。
院内では診療チェア周りにある設備ですが、訪問先でも治療・歯石除去などの口腔ケアができるよう、診療に必要なチェア周りの機器をコンパクトにまとめた器具のセットを持参してお伺いします。
持ち運びできる携帯型レントゲンをご用意しております。ご自宅にてレントゲン撮影を行うことができるため、より精密な検査が可能となります。